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08年5月21日付 1296号

 

エコ教育も実り、個性的な作品で評価 ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール〜ひたちなか市佐野小学校が団体上位賞を受賞 3年の巌渕颯君は審査員特別賞の快挙

  ひたちなか市立佐野小学校(同市稲田)はこのほど、「ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール」に全校児童1188人が参加し、団体上位賞(5団体)をトップで受賞した。中でも特筆すべきは3年(受賞時2年)の巌渕颯(はやて)君の作品「きれいな海をもどそう!」が、個人最高位の審査員特別賞(5人)に輝いたこと。全国からの応募総数1万9787点の中から選ばれた。


 
 淡いブルーの海中を表情豊かに泳ぎ回るクジラと小魚たち、岩の上に盛られたたくさんの果物などが、鉛筆と水彩絵具を使って描かれている。「地球温暖化で魚が生きていけないから、果物とか食べて元気になって欲しいと思って描きました」と颯君。

小学1年の時から、近くの佐野公民館で開設されている「子供絵画教室」で絵を描いてきた。指導をしている講師の土橋美智子さん(56)も「絵に関心が高く、自分の世界で伸び伸びと取り組み、集中力がすごい」と舌を巻く。

 コンクールの今回のテーマは「まもりたいしぜん まもりたいふうけい」。土橋さんは「一番描きたいものは何?」などと、教室の生徒一人ひとりに問いかけながら根気強く指導を続けた。そんな中、颯君の意表を突く作品が飛び出した。 「海の中に果物だなんて、私なら却下でした」と母親の明美さん(43)は笑う。

 実は、今回佐野小にコンクールへの参加を呼び掛けたのは同教室の父母ら。団体上位賞があることを知り、県内最大の生徒数の同校にも参加してもらおうと考えた。

 外部講師を呼んで話を聞くなど、環境問題に取り組んできた同校も、コンクールのテーマに深い関心を寄せ、武子みち子教諭や吉成順子教諭が中心になって、早速児童への働き掛けをスタートさせた。とはいえ既に締め切りが約1カ月後に迫った12月半ば。結局、6年生全員が先頭に立って低学年児童の面倒をみるなど、冬休みを利用して全生徒作品出品を実現させた。

 「全員が出品して受賞したのは、児童にとってもとても良い経験になったと思います。これからも機会を生かして、それぞれの個性の花を咲かせてあげたい」と寺門常康校長(59)。 

 颯君には「屋久島エコツアーご招待」のご褒美があり、学校にはプラズマテレビが贈られた。
 
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